歯茎の再生治療後の状態を想像して心配になる方へ
歯茎の再生治療後の歯茎の状態の変化についてご説明いたします。
歯茎の再生治療後その日はまだ移植した皮膚や切った皮膚は完全にくっついていない状態となります。引っ張れば取れる状態です。1日すると出血していた状態も落ち着き、だんだんと皮膚がくっつき始めます。歯茎は腫れた状態となります。2~3日腫れる状態となることが多いです。人によっては1週間ほど腫れていると感じられることもあります。ただ、歯茎の退縮量が多い場合は、腫れの大きさや期間が延びることが多いです。
1週間もすると移植した皮膚と元あった皮膚はくっついて引っ張っても離れない状態となります。ただ、まだ弱い皮膚ですので歯ブラシなどでこすることは厳禁です。
2週間もするとかなりなじんで皮膚が同化してきます。少し腫れている場合もありますが、かなり安定した状態となります。
1か月するとかなり皮膚も強くなり、安定しますので柔らかい歯ブラシでこすっても大丈夫になります。
歯茎の再生治療の経過例
歯茎が薄く、歯茎が下がってしまっています.下がった歯茎に知覚過敏予防にレジンというプラスティックが詰めてあります.歯茎再生を行って歯茎を回復させます.
歯茎が回復して上がった状態。まだ歯茎が腫れていますので歯ブラシをしないようにしていただいています.
1ヶ月もすると歯茎の腫れが落ち着きます。順調に歯茎再生が行われています.
歯肉を触ると歯肉が下がってしまう事もありますので、歯ブラシは全くしなくて大丈夫です。うがい薬で軽く濯いでください。
無料カウンセリングお問い合わせ
神田ふくしま歯科
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0120-25-1839
~歯茎の再生治療の注意~
お写真を見ていただいてわかるように回復した歯茎が剥がれてしまっているということはありません。しっかりと厚くて丈夫な歯茎が出来上がってきています。
歯茎の再生治療は保険外診療となります。当院では、歯茎の再生治療1~3本で7万7千円(税込)かかります。
お写真のケースでは、下の前歯6本の歯茎の再生治療を行なっております。料金は15万4千円(税込)かかりました。
歯茎が下がって歯の根っ子が露出しています。このケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。
リスク
外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。
歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。