歯茎が下がり始めてもそれほど気にされない方が大勢いらっしゃいます。何事もない場合もありますが、歯周病が進行しているサインであることもあります。歯周病が進行して歯茎が下がりつつある場合は、歯周病の進行が急速に進行していることがあります。
もう少し早く御相談いただければ良かったのに。
と、歯茎の再生治療のご相談を受けて思う事があります.歯周病が進行し、歯の周囲の骨が無くなってしまっている場合は歯ぐきの再生治療が非常に限定的となります。歯茎が下がり始めてしまった場合はお早めにご相談いただくようにお勧めしております.
歯ぐきの再生は限定的となる場合

歯の周囲の骨が無くなってしまい、歯茎が下がってしまっています.まずは骨の再生治療を行いその後に歯ぐきの再生治療を行います.

歯茎の下がってしまった部分の一部を再生させていますが、歯と歯の間や表側の一部は歯茎で覆えない状態です.こういったケースでの完全回復は今の所難しいと考えております。(このケースでは骨の再生治療を行った後6ヶ月待ってから歯ぐきの再生治療を行っております.)
歯周病が進行する前に歯ぐきの再生治療を行いに起こしください.骨の吸収が無い場合は完全に回復する事が出来ます.
歯ぐきの再生治療のページは下記のリンクページをクリックしてご覧ください.
歯ぐきの再生治療のページ
よくある患者さんとのお話のやり取り
診療室のドアがそっと開き、一人の患者さんが不安そうな表情で入ってきました。
「先生、最近歯ぐきが下がってきた気がするんです……」
椅子に腰掛け、申し訳なさそうに話すその方の目には、不安と後悔の色がにじんでいました。
「どれくらい前から気になっていましたか?」
そう尋ねると、患者さんは少し考えてから答えました。
「実は……数年前から少しずつ気になっていたんです。でも、痛みがあるわけじゃないし、大丈夫だろうって……」
進行してしまった歯周病
検査を進めていくと、やはり歯周病が進行しており、歯を支える骨がかなり失われていることがわかりました。
「もう少し早くご相談いただけていたら……」
そんな思いが胸に広がります。歯ぐきの再生治療は、ある程度の歯槽骨(歯を支える骨)が残っていれば有効ですが、骨が大きく失われてしまうと治療の選択肢は限られてしまいます。
患者さんも、自分の歯ぐきの状態を知って驚いた様子でした。
「もっと早く来ればよかった……」
そう呟く患者さんの言葉が、胸に響きます。
早めの相談が未来を守る
歯ぐきの下がりが始まったときに治療をすれば、再生治療の成功率も高まり、歯周病の進行を食い止めることができます。しかし、気づかないうちに進行してしまうと、治療の選択肢が少なくなり、歯を失うリスクが高まってしまうのです。
「まだ大丈夫」と思わずに、少しでも気になったら早めにご相談ください。歯ぐきの健康は、歯を守る大切な土台です。未来の自分の歯を守るために、今日からできることを始めてみませんか?
あなたの大切な歯を、できるだけ長く健康に保つために——。
ご相談をお待ちしています。
本日のブログまとめ
「もっと早くご相談いただければ…」
歯茎の再生治療のご相談を受ける際、よく思うことがあります。
「もう少し早くご相談いただければ、より良い治療ができたのに…」
歯周病が進行し、歯の周囲の骨がすでに大きく失われてしまっている場合、歯茎の再生治療の効果が限定的になってしまいます。
歯茎が下がると、治療が難しくなる理由
- 歯を支える骨が減少すると、歯茎の再生が難しくなる
- 重度の歯周病では、歯茎の再生だけでなく骨の再生も必要になる
- 放置すると、最終的に抜歯が必要になることもある
- 歯茎の再生治療は、早い段階で行うほど効果が高く、自然な仕上がりになります。
歯茎が下がり始めたら、早めのご相談を!
「まだ大丈夫」と放置してしまうと、気づいたときには進行してしまっていることがあります。
✅ 歯茎が下がり始めたと感じたら、すぐにご相談ください。
✅ 早期に対応することで、より良い結果を得ることができます。
✅ 神田ふくしま歯科では、無料カウンセリングを実施中です。
無料カウンセリング・お問い合わせ
神田ふくしま歯科
東京都千代田区神田鍛冶町3-2-6F(スターバックス上)
JR神田駅北口(モンダミン口)より徒歩1分(東京駅の隣の駅です)
0120-25-1839
03-3251-3921
歯茎の下がりが気になる方は、手遅れになる前にぜひご相談ください。
早めの対策が、あなたの歯を守るための大切な一歩です。
~歯茎の再生治療の注意~
歯茎の再生治療は保険外診療となります。当院では、歯茎の再生治療1~3本で7万7千円(税込)かかります。
歯茎が下がって歯の根っ子が露出しているケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。歯周病が進行したケースなど歯を支える骨の吸収したケースでは、歯茎が回復しない場合もあります。
リスク
外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。
歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。